top of page

絆づくりで行動が縛られる

オーストラリアに住んで30年。

グローバルビジネスに何の準備もなしに突然飛び込んだ私。 日本で塾を経営し、教育コンサルタントとして、

親御さんたちの子育て指導や教育指導を行なっていましたが、

突然、何を血迷ったのか、オーストラリアに家族で移住。


家もビジネスも売って、家族で飛び込んだグローバルな世界で

生きて行くためには仕事、仕事、仕事〜。


そんな中で始めた留学センター、英会話学校、英語教師養成学校など。

手探りで積み上げてきた業績は、多分、自分でも自慢できるほど。


でも、単独で行なっていたため、一歩外に出れば、ライバルだらけ。

人間関係の構築など、できるはずもなく、そのまま突っ走ってました。


気がつけば、離婚、再婚、シドニーからゴールドコーストへの移住。

そして、日本で一般社団法人AMEA生涯学習アカデミー設立。

人材育成と英語教育で42年の月日が流れました。

 

単独で海外でビジネスをしていると、絆は確かに必要ですが、 それよりも何を目的にしているのか?ということを前面に出す方が

海外の人たちとやり取りはスムーズにいくということに気がつきます。


友達作りが目的ではなく、あくまでも仕事を進めて行く上での

つながりであるということで一線を引くことが必要となります。


最近、日本での活動が増えてきて、色々なビジネス関係者たちと接する中で、

皆がまず、絆作りに集中していることに違和感を覚えます。


まず、どんな人なのかを知り、仲良くなって、それからビジネス。

 

そのような傾向があることは、前からわかってはいましたが、

実際にその中に入って活動をするとなると、なんだか居心地が悪いのです。


私は、役割と責任を自覚するということを提唱しています。

人は、誰でも役割を持って生まれてくる。そして、役割には必ず責任が伴う。

それを自覚することで、社会における自分のポジションを知り、

社会に順応して、社会のために貢献することができる人材となれる。


そのためには、家庭の中から、役割と責任を自覚できるような教育をする必要があります。


もちろん、仲良くすることはとても大切ですが、あくまでも絆づくりが目的ではなく

社会生活を行うための手段であると認識することが大事です。


ところが、大人になっても、それが身についておらず、

何かを始める時には、まず絆づくりから始めるという傾向が日本にはまだ根強く残っているのです。


そのために、絆の構築にどれだけの時間とエネルギーを費やしていることか。 本来の目的を達成する前に、絆の構築で疲れて脱線してしまう人たちもいます。

なんと勿体無いことか。


仕事関係でのつながりには、仕事の役割と責任を自覚することから始める必要があり、

そのための絆づくりは、仕事をしながら構築していけばいいだけのこと。


一緒に仕事をする人間とまずお互いを知り、仲良くなるということは

大人になってからでは、到底、難しいことです。


色々な生き方をしてきている人間同士、価値観も異なれば、発想も異なります。

皆が仲良く絆づくりをすることに集中すると、仕事への行動が限られてしまいます。


目的意識を持ち、目的を明確にし、そしてその目的に向かってどのような活動をしていったらいいのかということにフォーカスすることが、より良い活動への足がかりとなるのではないかと思います。 絆づくりは、あくまでも手段であり、目的ではありません。絆づくりに時間を割いて、本来すべきことがおろそかになるようでは、本末転倒です。このままでは、合理的に活動する海外陣に日本はいつか乗っ取られてしまうことでしょう。

閲覧数:26回0件のコメント

最新記事

すべて表示

愛する人を残して自死を選ぶ

一人の尊い命が自らの手によって消えた 愛する奥さんと子供達を残して... 彼の苦しみは、遥か彼方 幼少期の時から始まっていた 厳格な父親と建前だけの母親 金銭的、物質的に 何不自由なく育った彼 でも 心理的、精神的には空っぽだった 彼が欲しかったものは 建前で甘やかされることではなく 有り余る物でもお金でもなく ただ、心から愛してくれること 親からの無条件の愛 真剣に彼に向き合い 真剣に子育てをし

自由という武器

2月に入り、本格的に風の時代に入ったと言われています。 風の時代は、今までの文明社会から精神社会になり、 皆が自由に生きていかれる素晴らしい時代であるそうです。 でも、果たしてそうなのでしょうか? 人は自由を旗揚げに、歴史上、破壊を繰り返してきました。 政府から与えられる数々の規制に反対する一般市民たちによる暴動で、 どれだけの建造物、商い、人々の生活が壊されてきたでしょうか。 暴動は物質社会が作

Comments


bottom of page